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イスラム戦線 (イスラムせんせん、, ''al-Jabhat al-Islāmiyyah''、英:Islamic Front,略称:IF) はシリア内戦の反体制勢力の一つ。スンニ派のイスラム主義勢力であり、2013年11月22日に7つの組織が合併する形で成立した。これは、シリア・イスラム戦線同盟を発展的に解消したものである。イスラム戦線はサウジアラビアから軍事支援を受けている〔Syrian FSA fades in shadow of Saudi-backed opposition front , Al-Monitor, 11 December 2013〕〔Syria’s Saudi jihadist problem , ''Daily Beast'', 16 December 2013〕〔Al-Qaeda and ISIS: The Renunciation of Abu Bakr al-Baghdadi , ''Al Akhbar'', 4 February 2014〕。主にシリア政府とISILと敵対し、自由シリア軍やアル=ヌスラ戦線と提携している。 == 活動 == イスラム戦線は「アハラール・アル・シャーム・イスラム運動」、「ジャイシュ・アル・イスラム」、「スクール・アル・シャーム」などの組織の連合体であり、結成された時点では反体制派のなかでは最も有力であった。このうち「アハラール・アル・シャーム・イスラム運動」はアルカイダ系の組織であり、日本の公安調査庁はイスラム戦線を国際テロ組織として扱っている〔 イスラム戦線 (公安調査庁、2016年2月29日閲覧)〕。 2013年12月、イスラム戦線は、トルコとの国境付近において自由シリア軍の幹部を拘束した。自由シリア軍の参謀総長サリム・イドリス はトルコを経由してカタールへと逃亡した。しかし、自由シリア軍はイドリスがシリアに留まっており、イスラム戦線と連携してイラクとレバントのイスラム国と対抗しているとした 。そして、実際にイスラム戦線と自由シリア軍は同月中にふたたび連携することとなった。 2014年初頭にはイスラム戦線とイスラム国との対立が激化し、戦闘が散発するようになった 。2014年9月9日、イスラム戦線の多くの幹部が爆殺された。 ドイツの諜報機関によれば、イスラム戦線はトルコから武器の供与を受けているとされる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イスラム戦線 (シリア)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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